がんの原因は遺伝子の変化であることが明らかになってきました。
原因となる遺伝子が見つかれば、より効果的な治療が期待できます。
これから先の治療に迷われている患者さんの一助になるよう、私たちが遺伝子検査をサポートいたします。

お知らせ


私たちゲノム医療ユニットは、人の細胞の中にあるDNAの遺伝情報 (ヒトゲノム*と呼ばれています)を調べ、病気の診断や治療に役立つように医療と研究を行っています。
2017年から「遺伝子パネル検査」を導入し、2019年3月よりヒトのほぼ全ての遺伝子を解析する検査を開始しており、我が国のがんゲノム医療をけん引してきました。2018年2月に厚生労働省から「がんゲノム医療中核拠点病院」に認定され、当院のがんゲノム連携病院17施設 (2023年8月現在)と共に、がんゲノム医療を推進しています。

*ヒトゲノムの情報量は32億文字ほどもあります。その中の“タンパク質の設計図の部分”が「遺伝子」と呼ばれ、人間には約23,000個の遺伝子があると言われています。

  • がんは遺伝子の変化によって発症することが分かってきました。がんの発症に強く関連する遺伝子はこれまでに数百種類見つかっています。それらの遺伝子に変化がないかどうかを調べるのが「がん遺伝子検査」です。

  • 次世代シークエンサーという解析装置を使った「がん遺伝子パネル検査」の登場により、がん遺伝子検査は大きく進化しました。どの遺伝子に変化があるのかが分かれば、効率的で効果的な診断と治療が期待できるのです。

  • 2019年6月に保険診療下でのがん遺伝子パネル検査がスタートしました。

  • 保険診療を受けられない、より詳しい検査をしたい、という方には自費診療でのがん遺伝子検査をお勧めします。