保険診療を受けられない患者さん、より詳しい検査をしたい患者さん、結果を早く知りたい患者さんには自費診療も紹介しています。
2023年1月現在、当院で行っている自費診療のがん遺伝子パネル検査は3種類あります。
がんに関連した143遺伝子について、がん組織と血液の両方で調べます。病理医が精度管理することにより、がんの組織から採取した検体が少量の場合でも遺伝子解析が可能です。
ヒトのほぼ全ての遺伝子 (約2万種類)を、がん組織と血液の両方で調べます。PleSSision-panel検査では見つけられない遺伝子変化の情報を得られる可能性があります。
がんに関連した73遺伝子について、血液のみで調べます。がん組織が不要であることと、検査結果が早くわかることが特徴です。
受診希望の方は今受診されているかかりつけの先生に予約をご依頼ください。
指定された日時に「慶應義塾大学病院 がん遺伝子外来」にお越しください。
検査の説明と医師による診察を行います。
検査について説明文書を用いて説明します。説明後、検査に同意される場合は同意書にご署名いただきます。
同意取得後に検査開始となります。
採血もしくは口腔粘膜の採取を行います。その後、当院より検体を検査センターへ郵送し、がん遺伝子パネル検査を行います。
検査申し込み日より2~8週間後に、当院の担当医師からがん遺伝子パネル検査の結果説明と推奨治療の提示を行います。
推奨治療法は、がん遺伝子パネル検査の結果をもとに、担当医や病理医、バイオインフォマティシャンなどにより事前検討しています。